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サブプライムローンとは信用力の低い人(過去にクレジットカードやローンなどの返済が滞ったり収入が低い人)に対して通常より高い金利で貸し出しているローンのことです。

なぜサブプライムローンによって100年に1度と言われるほどの不況が起こったのかというと、その原因は2000年ごろのITバブル崩壊までさかのぼります。

ITバブルによって好景気がもたらされていたアメリカはITバブルの崩壊や同時多発テロによって景気が落ち込んでいたためFRB(連邦準備制度 日本で言うところの日本銀行)というアメリカの中央銀行に当たるところが大幅に金利を下げました。

金利を下げることは景気が落ち込んだ時には世界中どこでも行われることです。

それによって、金利が1%とアメリカでは稀に見る低金利になったことで銀行に預けていてもしょうがないと考えお金をどこかに投資しようと考える人が増えてきます。

そこにブッシュ前大統領が「国民全員に持ち家を」と持ち家を推奨する政策を打ち出したことでお金が不動産にどんどん流れて行きます。

すると不動産の価格がじわじわと上がりだすとまた不動産へ投資が行われていきました。

それにより、銀行や住宅ローン会社は今まで貸さなかった信用力の低い人に対しても住宅ローンを貸し出すようになります。

そんなことをして、返済は大丈夫なのかと思う人もいるかと思いますがもちろん大丈夫ではないのですが、住宅ローンを証券化という方法を用いて世界中の投資家に売るためこのときは多少リスクがあっても問題なかったのです。

そもそも証券化とは何かというと住宅ローンや自動車ローンなどの貸したお金を返してもらうという権利があるとすると、リスクを減らすためにその権利を他の人に売りたいと思っても権利ひとつを個別に売ることは買う人にとってもリスクが高いため売りにくいので数百、数千という権利をひとつの有価証券としてまとめることによってリスクを分散しある程度決まった配当を出すことが出来るようになり権利を売りやすくなります。

このような権利をまとめることを証券化といいます。ちなみにこのような証券化は約30年前にソロモン・ブラザーズ証券によって開発されました。

銀行や住宅ローン会社は証券化という手法と信用力の低い人にどんどんお金を貸していくことになり、またサブプライムローンは通常のローンより金利が高めに設定されているため通常のローンの証券より高い配当が受け取れるためサブプライムローンの方が良く売れるようになりました。

しかし、サブプライムローンは3年程度は低い金利(7%程度)に設定されていますが4年目からは倍以上の10数%という消費者金融並の高金利になります。

なので、金利が高くなる前に新たにローンを借り替えることによって永遠に低い金利で借りることが出来るのですがそれは住宅価格が上がった分までを担保にして借り替えるため住宅価格が永遠に上昇することを前提にした危険なローンであることが分かります。

このころからFRBも住宅価格の上昇がバブル化してきていると判断し金利を段階的に上げました。

すると住宅価格は2006年ごろをピークに下がりだします。

そうしたら、住宅価格の上昇を前提としたサブプライムローンは当然のことながら返済が出来なくなる人が多くなります。

すると返済が出来なくなった人は家を差し押さえられ、差し押さえられた家は売りに出されることになるのですがローンを組める人が少なくなるため家を買う人より売る人が多くなり住宅価格を下げないと売れなくなります。

そうすればまた住宅価格は下がりその結果家を差し押さえられる人が増え、それによってまた住宅価格が下がるという悪循環に陥ります。

これによりサブプライムローン関連の証券に投資をしていたBNPパリバという銀行の傘下のヘッジファンドを凍結したことにより世界的な経済危機が起きることになりました。


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